東京の空き家を内装費用負担でサブリース | カリアゲ
リノベーションの関連情報
リノベーションとは、
リフォームと比べて大規模な建物の改修のこと。本項で詳述する。
英語のrenovationは建物の改修のこと。英語でreformは改宗、心を入れ替えるという意味で建物の改修の意味には使われない。リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることである。マンションの一部屋から一棟、また、木造・RC造・鉄骨造等、特に構造に関係なく行うことが可能。
※テキストはWikipedia より引用しています。
東京の空き家を内装リフォーム費用負担で、サブリース。ルーヴィスのカリアゲは空き家の借り上げを行なっています。形態問わず築30年以上で1年以上空室が続く物件を、改修し価値ある部屋へと再生します。
「あの頃はイケイケドンドンだったからねぇ、政府も民間も」縁側でご近所さんと話し込むお父さんの声が、台所にいる私の耳にも流れてくる。「それが新築に走って建てまくったから、このザマだよなぁ」つい最近、横浜で空き家が行政代執行によって取り壊されたのは記憶に新しいところだ。土地建物は資産だと、大手を振って言える時代ではなくなりつつあった。使う予定のない家族にとっては固定資産税がかかり、解体費用がかかるだけの換金しにくい資産、場合によっては売れないリスクを背負う資産なのだ。 「そりゃあ、誰だって中古よりは新築に住みたいだろうよ。でもなぁ、これからは少し変わるかもしれんよ?土地なんて、その辺にゴロゴロしてるんじゃないか?」お茶と和菓子を運びながら、私は合間に口をはさむ。「お父さん、そんなに悲観的にならなくても」父は私のその言葉に不満げだ。「悲観的じゃないんだよ、現実なんだから」差し出したお茶をすすって、父は尚話続ける。「東京は人口が多いなんて言ってるけどさ、空き家だって多いんだから。どうなっちまうのかね、日本は」ご近所さんが苦笑する。 「私のところも、私がいなくなったら朽ち果てるだけだろうな」そうポツリと呟くと彼もお茶に手を伸ばす。「貸すという選択肢もあるじゃないですか」父が皮肉屋の笑みを浮かべて反論してくる。「それが可能なのは、余程良い立地にある場合だけだろうな。それこそ希少価値があるような」何だか暗い気分になってくるから、明るい方へ舵を切って欲しいのに。「ただ日本人は減少していくが、外国人観光客は増加しつつあるから民泊なんかはチャンスがあるかもしれんね」 ひとしきり文句を吐き出して気が済んだのか、2人は庭に目をやって沈黙を味わいだした。黄花コスモスが風に揺られている。「この家も、俺の代でお役御免か」私は結婚して隣の区に住んでいる。時間があると、こうして父の様子を見がてら遊びに来ているのだ。いずれ、私もこの家をどうしようかと思い悩むことになるのだろうか。まだ先のこととしておきたい、今はまだ。